久太郎まんじゅうは黄身餡の焼きまんじゅう(乳菓)です。お饅頭の型は焼くと分かりにくいのですが二本の徳利に竹がさしてあるデザインです。
久太郎は竹原ゆかりの偉人賴山陽先生の幼名です。一応「ひさたろう」ですが、お客様からは「きゅうたろう」というふうに呼ばれることが多いです。
聞くところによるとこのお饅頭を始めた頃に「おばけのQ太郎」がヒットしていてそれでみんな「きゅうたろう」と言い出したとかいうことです。
私たちも普段は「きゅうたろう」っていってます(笑)。
「久太郎」は当店だけでなく竹原の他のお菓子屋さんも造られています。竹原の銘菓をつくるということで何件かのお菓子屋さんで「久太郎組合」として販売を始めたそうです。
当初はもっとたくさんの店で造られていたのですが、残念ながら廃業されたりして今ではうちをいれて三件で製造販売しております。一応、基本的なとこは同じですがやはりお店の個性が出て若干味はことなるかもしれません。竹原のお菓子として長年愛されてきたお菓子です。